天皇杯予選も兼ねた東京都社会人サッカーチャンピオンシップ(東京カップ)の二次戦の準決勝は東京ユナイテッドFC(関東サッカーリーグ1部:以下、ユナイテッド)と、東京ユナイテッドFCプラス(東京都社会人サッカーリーグ1部:以下、TUプラス)の兄弟対決。
どちらも「良き社会人たれ、良きサッカー人たれ」というクラブ・アイデンティティを持ちつつも、「トップとセカンド」という縦関係ではなく、「サッカーと仕事のバランスが異なるだけ」の横関係。
ユナイテッドの伊藤・香西・佐々木とTUプラスの岩田・長尾・山田・平尾は、2016〜2019のチームメイト。
また、伊藤・椿と山田・小田・木村は青山学院大でのチームメイトで、荒井と平尾も関西大では4年と1年と、一緒にボールを蹴った仲間達が、再び意地と意地がぶつかり合うこの試合。
かつ、テジュン監督と福田総監督の「師弟対決」!さて、どちらが勝つのか、注目のキックオフ!
試合開始早々からボールを保持しつつ、TUプラスへのゴールへ圧力を強めるユナイテッド。
幾度となく素晴らしいシュートを放つも、GKとポストとクロスバーに阻まれ得点が奪えず、嫌な立ち上がり。
しかし、前半15分には新関のシュートのこぼれ球を長倉が押し込んで先制し、前半を折り返す。(1-0)
後半も何とか持ちこたえるTUプラスだが徐々に足が止まり、カウンターも減ってきた後半22分。
伊藤のパスを受けた近藤がミドルシュート!
これがTUプラスのDFへ当たってコースが変わり、追加点。(2-0)
TUプラスにとっては不運な、ユナイテッドにとっては幸運な展開。
交代のカードを次々と切り、試合を決めにかかるユナイテッドは、ロスタイムに入っても攻撃の手を緩めない。
宮田のクロスに飛び込んだ服部が3点目。(3-0)
交代出場の選手が躍動し、兄弟対決はユナイテッドへ軍配が上がった。
【東京都社会人サッカーチャンピオンシップ 二次戦 準決勝】
東京ユナイテッドFC 3-0 東京ユナイテッドFCプラス
2022年3月6日(日)13:30キックオフ
※無観客試合
(東京ユナイテッドFC STARTING XI)
GK 康
DF 古川、香西、荒井
MF 小幡、近藤、杉山、大野
FW 伊藤、長倉、新関
(東京ユナイテッドFC SUBSTITUTE)
大滝、椿、米田、宮田、飯田、服部、佐々木
(東京ユナイテッドFCプラス STARTING XI)
GK 高橋(謙)
DF 岩田、佐藤、井上、石川
MF 須藤、長尾、山田、小田
FW 平尾、窪田
(東京ユナイテッドFCプラス SUBSTITUTE)
高橋(潤)、新井、大澤、木村、松本、和田、小林
東京ユナイテッドFCのスターティングイレブン
東京ユナイテッドFCプラスのスターティングイレブン
長倉の先制点!