11月25日、JFL昇格を懸けた地域チャンピオンズリーグ(以後、地域CL)は、松江シティFCと鈴鹿アンリミテッドの両クラブ史上初のJFL昇格をもって幕を閉じました。
ご存知の通り、我々は10月23日の卜伝における全国社会人サッカー選手権に敗れたことで、
今季のJFL昇格の可能性は消滅し、シーズンの戦いを終えています。
シーズンの節目となる地域CL最終戦、屈辱を胸に刻み込むべく両チーム昇格の瞬間を目の当たりにしてきました。
来季に向けた戦いは、この瞬間から全国一斉にスタートです。
その日のうちに、チーム全体ミーティングを開催し、「2018年 東京ユナイテッド」を解散しました。
すでに発表させて頂いておりますが、岩政大樹がクラブを去ります。残念ながら彼をジーコにしてやることはできませんでした。
彼がこのクラブにやって来た2年前の東京ユナイテッドは、全員がフルタイムのサラリーマンチームでした。
平日のトレーニングは5人も集まらない日がほとんどでしたが、彼は手を抜くことなく、真剣に選手達と向き合って指導してくれました。
感謝の気持ちとともに、その情熱と覚悟に応えてやれるほどクラブの体制を整えてやれなかったことに対し忸怩たる思いでいっぱいです。
岩政に加え、今季をもって多くの選手が引退します。
仕事との両立が限界に達した者、純粋にプレイヤーとしての限界を感じた者、ステップアップすべく他チームに活躍の舞台を移す者。
各人の人生なので、止める理由は何一つありません。各人の判断を尊重します。
選手一人一人に思い入れがあり、寂しさは否定できませんが、クラブは前に進まねばなりません。
この10年間、僕は毎年そうしてきました。
おそらくこの先も続くのだと思います。
お伝えしたいことは沢山ありますが、
まずは、ここに集ってくれた仲間に感謝。
そして、一緒に戦ってくださったサポーターとスポンサーの皆様に感謝。
何より、サッカーが繋いでくれた皆様とのご縁に感謝。
来季についてはまだ白紙です。
岩政大樹の代わりなんてそうそういません。
決まっているのは僕の覚悟だけです。
その覚悟とともに来季の準備をしてまいります。
改めまして、今季も応援ありがとうございました。
皆様の応援が、どれほど僕の胸を熱くさせてくださったことか。
感謝しても感謝しきれません。
来季はもっと強くなって帰ってきます。
敗北に意義なんてありません。
明日の勝利が過去の敗北に意義を持たせてくれます。
今季の敗北に意義を持たせるべく、岩政大樹との2年間が有意義な時間であったと示すべく、
我々はただひたすらに明日の勝利を目指して闘い続けます。
引き続きご支援賜れますと幸甚です。
東京ユナイテッドFC
監督 福田雅
今シーズン最後のミーティングにて(2018年11月25日)